父が先祖の遺骨とともに遠方のお墓に納骨されていますが、自分が新たに建てたお墓(自分と家族用)に父の遺骨の一部を分骨して移すことは可能ですか?
相談者基本情報
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- 名前(仮名)
- 白鳥 保宏(しらとり もりひろ)
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- 年齢
- 45歳
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- 性別
- 男性
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- 職業
- IT企業のプロジェクトマネージャー
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- 年収
- 約800万円
家族構成
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- 配偶者
- 配偶者: 美紀、42歳、パートタイムの図書館司書
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- 子供1
- 翔太、18歳、大学生
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- 子供2
- 結衣、15歳、高校生
お墓の親族の情報
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- 現在のお墓の場所
- 父方の故郷、遠方にある集落の共同墓地
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- お墓に納骨されている親族
- 父のほか、祖父母や曾祖父母などの先祖
特記事項
- 白鳥さんの家族は先祖伝来の土地から離れ、都市部で生活しているため、遠方のお墓に頻繁に訪れることが難しい。
価値観と優先順位
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- 価値観
- 家族の絆を大切にし、それぞれの意見を尊重する。
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- 優先順位
- 家族の安心と健康を最優先に考え、次にキャリアの発展と子供たちの教育。
趣味と関心事
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- 趣味
- ハイキング、読書、最新テクノロジーの動向に興味を持つ。
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- 関心事
- 環境保護と持続可能な生活。
お墓の維持管理に関する経験
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- 経験
- 白鳥さんは現在のお墓の維持管理を一度も経験しておらず、新しいお墓の建設と管理について学ぶ必要がある。
コミュニケーション手段
- 主に電子メールやメッセンジャーアプリを利用し、必要に応じて電話やビデオ通話を行う。
回答
分骨とは何ですか?
分骨とは、火葬された遺骨を複数の墓地や納骨堂に分けて納骨することを指します。この行為は、家族が離れて暮らしている場合や、故人の最終的な意向として複数の場所に遺骨を分散させたいという希望がある場合に行われます。
分骨は可能ですか?
分骨自体は可能ですが、遺骨がすでに納骨されている場合(「納骨後」)と、火葬直後の場合(「火葬時」)で手続きが異なります。
火葬時の分骨
火葬が行われる際には、火葬場の担当者に分骨の希望を伝え、必要な書類(分骨証明書など)を発行してもらう必要があります。これにより、火葬後に遺骨を直接複数の場所に分配することができます。
納骨後の分骨
火葬が行われる際には、火葬場の担当者に分骨の希望を伝え、必要な書類(分骨証明書など)を発行してもらう必要があります。これにより、火葬後に遺骨を直接複数の場所に分配することができます。
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- 遺骨の管理者の許可
- 納骨された遺骨を分骨するためには、まずその遺骨の管理者(祭祀主宰者)の許可が必要です。これは通常、故人の直系親族や配偶者が務めます。
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- 墓地の管理者の確認
- 納骨されている墓地の管理者に分骨の意向を伝え、必要に応じて分骨証明書を発行してもらいます。
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- 石材店の手配
- 分骨を行うためには、お墓を開ける必要があります。これには石材店の協力が必要で、適切な手順でお墓を開け、遺骨の一部を取り出します。
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- 別のお墓への納骨
- 分骨した遺骨を別のお墓に納骨する場合は、その墓地の管理者にも確認し、承認を得る必要があります。
重要なポイント
分骨を行う前には、関係するすべての家族や関係者とのきちんとした話し合いが必要です。特に、遺骨の管理者や墓地の管理者とのコミュニケーションを確実に行い、すべての手続きを法令に従って適切に行うことが重要です。また、白鳥さんのように遠方のお墓から遺骨を移動する場合は、地域間での運搬に関する法的な規制も事前に確認しておくべきです。
この手続きを通じて、白鳥さんは父親を自身が建てた新しい家族用のお墓にも安置することができ、家族が一緒に故人を偲ぶ機会を持つことができるでしょう。
この記事の監修者
山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー
石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。
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