お墓の準備をしようと思い、先日霊園へ見学へ行ってきました。案内してくれた石材店の担当者からは、「ここの霊園で購入するなら工事も担当する」との説明を受けました。また、墓地を購入する際は特定の石材店での工事を依頼しなければならないと指定されました。他の石材店でも見積もりを取りたいと考えているのですが、可能でしょうか?
相談者基本情報
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- 名前(仮名)
- 後藤 真一 (ごとう しんいち)
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- 年齢
- 52歳
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- 性別
- 男性
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- 職業
- 会社員
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- 年収
- 約700万円
家族構成
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- 配偶者
- 48歳(専業主婦)
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- 子供
- 20歳(男、大学生)
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- 子供
- 18歳(女、高校生)
お墓の親族の情報
- 両親:70代後半、健在。兄弟姉妹:弟が1人
特記事項
- 祖父母や他の親族が眠っているお墓があるが、遠方の為、新しくお墓を建てたい。
価値観と優先順位
- 真一さんは家族との絆を大切にし、家族の意見や希望を尊重します。
趣味と関心事
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- 趣味
- 家族での活動や旅行を楽しむことが趣味。
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- 関心事
- 自然やアウトドア活動に興味を持っており、お墓の周囲の環境や景観にも関心がある。
お墓の維持管理に関する経験
- お墓の清掃やお墓参りの経験のみ。
コミュニケーション手段
- 主に電話やメールだが、直接の対話を好む。
回答
後藤様が見学へ行った霊園は「指定石材店制度」のある霊園だったようですね。この場合、他の石材店での見積もりを取ることは認められていないことが多いです。
指定石材店制度とは
特定の墓地や霊園が自らの管理下にある区域内で墓石や記念碑を建立する際に、利用者が特定の石材店(指定石材店)のみを利用することを義務付ける制度です。
この制度を採用する理由は、品質保証、景観の統一、作業の効率化、そしてアフターサービスの充実です。しかし、この制度には消費者の選択肢が限られるという欠点もあります。
他の霊園を検討
指定石材店制度がない他の霊園を探す選択肢もあります。この場合、より自由に石材店を選べるため、価格やデザインの面で満足いく選択ができる可能性があります。公営の墓地では、指定石材店制度がないため自由に石材店を選ぶことができます。民間墓地と公営墓地の違いは下記の通りです。
墓地の種類 | メリット | デメリット | 懸念事項 |
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民間墓地 |
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公営墓地 |
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類似の霊園の情報を比較検討
似たタイプの霊園や石材店で提供されるプランをリサーチし、それらの情報を基に指定石材店の見積もりと比較してみることも一つの方法です。
見学と体験
実際に霊園を訪れて、その雰囲気や管理状態を自分の目で確かめることが重要です。可能であれば、複数の霊園を比較検討することをお勧めします。
最後に
お墓選びは、家族の一員として長期にわたって大切にされるものですから、将来を見据えた選択が非常に重要です。まずは気に入った石材店を見つけ、そこから霊園を紹介してもらう方法も一つの選択肢です。霊園選びでは、アクセスの便利さや維持管理のしやすさなど、日常的に訪れやすい環境を選ぶことが肝心です。
選択する際には、霊園の運営者に直接確認することが最も重要です。具体的には、霊園の維持管理費、利用規約、将来的な展望など、詳細な情報を事前にしっかりと把握し、納得のいく選択をするための情報収集を行うことを強くお勧めします。家族にとって最適な霊園を見つけることを願っています。
この記事の監修者
山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー
石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。
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