この先の将来のために地元の墓地を購入しました。しかしその後に田舎に移住することを決めたため、購入した墓地を解約したいです。解約に伴う特別な注意点があれば教えてください。
相談者基本情報
田中 一郎(たなか いちろう)
54歳
男性
ITコンサルタント
約800万円
- 妻(51歳、パートタイム勤務)
- 息子(25歳、大学院生)
両家共に先祖代々のお墓があるが、どちらも遠方にある。
将来新しいお墓を建てる計画があるため墓地のみ購入した。
- 個人の自由と自己実現に重きを置いている
- キャリアの発展と健康を非常に重視している
- キャンプなど自然を楽しむことが好き
- スキルの向上や最新のテクノロジートレンドについて学ぶことに関心がある
お墓の維持管理にはあまり経験がなく、主にお盆やお彼岸の時に家族で訪れる程度
コミュニケーションは電子メールや電話を主に使用し、テクノロジーにも慣れているため、デジタルツールを活用することに抵抗はありません。
回答
墓地の契約を解約することはできるが、永代使用料は戻ってきません。
永代使用料とは?
永代使用料とは、墓地を使用する権利を無期限に得るための料金です。これにより、利用者は家が存続する限り、または管理料を支払い続ける限り、墓地を使用することができます。重要な点は、実際に墓地そのものを購入しているのではなく、使用する「権利」を購入しているということです。
一度この権利を取得すると、たとえ将来的に使用権を放棄したとしても、永代使用料は返還されません。
墓石をまだ建ててない場合
墓石が未設置の場合、解約を希望する際には住職や管理者に向けて理由を記載した返還届を提出することで解約が可能となります。ただし、返還届に記載すべき具体的な項目は墓地ごとに異なるため、解約手続きを進める前には、事前に管理者に問い合わせて必要な情報を確認することが重要です。
墓石を建てた後(納骨前)
墓石は建立を担当した石材店に解体撤去作業を依頼します。 解体撤去作業費用の目安は1㎡あたり10万円程度と高額な場合が一般的です。 墓石の撤去、整地が終わり、更地にしてから返還届を霊園管理人に提出します。
まとめ
墓石は建立を担当した石材店に解体撤去作業を依頼します。 解体撤去作業費用の目安は1㎡あたり10万円程度と高額な場合が一般的です。 墓地の解約は可能なので、詳しくは直接運営元に確認してください。また、墓地を取得する際に支払った永代使用料は返還されませんが、転売や譲渡はできないものの、使用権の承継は可能です。このため、子供や親族に使用権を承継することも選択肢の一つとして考えることができます。これにより、家族の墓地として将来も利用を続けることができるでしょう。
この記事の監修者
山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー
石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。
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