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お彼岸とは何でしょうか?

女性
お彼岸とは何でしょうか?よく「お彼岸にお墓参りに行く」という話を耳にしますが、なぜその時期にお墓参りをするのか教えていただきたいです。また、お彼岸がいつなのかもよく分からないので、その点についても教えてください。

相談者プロフィール

名前(仮名) 大川 光沙(おおかわ みさ)
年齢 27歳
性別 女性
職業 幼稚園教諭
年収 約300万円
家族構成
  • 夫 健吾(29歳、会社員)
お墓の親族の情報
  • お墓の場所:祖父母のお墓が地元の公営墓地にある。
趣味 国内旅行
関心事 子どもの発達、教育方法の研究
お墓の維持管理に関する経験 年に一度の訪問や手入れに参加する程度で、管理の実務には深く関与していない。
コミュニケーション手段 LINE
宗教・宗派について 仏教(浄土宗)
過去の供養経験について 祖父母の命日に親族とともにお墓参りを行う。お彼岸やお盆には必ずお墓参りをしているが、個別に供養を行ったことは少ない。
家族の役割分担について 夫とともにお墓参りをするが、主に親族(両親や叔父・叔母)が供養の中心となっている。具体的な準備や掃除は親族が行う。
希望する供養方法 将来的には自分たちで供養を行いたいと考えている。親族と相談しながら、供養の方法を学んでいきたい。
現在の問題点 お墓の維持管理についての知識が不足しており、どのように手入れを行えば良いのか分からない。また、夫婦二人とも仕事が忙しく、頻繁にお墓参りができない。
将来の計画 定期的にお墓参りをするためのスケジュールを立て、親族とのコミュニケーションを強化したい。また、供養の方法やお墓の手入れについて学び、将来的には自分たちで供養を行えるように準備を進めたい。

修先生の回答

修先生
こんにちは、山崎石材の山崎修です。
お彼岸は、日本の伝統的な行事の一つであり、私たちの文化や宗教に深く根付いた重要な期間です。今日は、お彼岸の意味やその時期、お墓参りの理由、そしてお彼岸とお盆の違いについて詳しくお話しします。

お彼岸とは

お彼岸とは、春分の日と秋分の日を中心に、その前後3日間を含む一週間のことを指します。春と秋の年に2回訪れ、この期間は仏教において特別な意味を持っています。

お彼岸の意味

仏教では、三途の川を挟んで、私たちが住む世界を「此岸(しがん)」、死後の世界を「彼岸(ひがん)」と呼びます。彼岸は極楽浄土とされ、西にあると考えられています。春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈む日です。この日は、此岸と彼岸が最も近くなるとされており、ご先祖様と最も通じやすくなると考えられています。このため、多くの人々がこの期間にお墓参りをしてご先祖様を供養します。

お彼岸の時期

お彼岸の時期は、春分の日と秋分の日を中心に、その前後3日間を含む一週間です。具体的には以下の通りです。

春のお彼岸 3月の春分の日を中心とした前後3日間
秋のお彼岸 9月の秋分の日を中心とした前後3日間

これにより、お彼岸の期間は毎年異なりますが、一般的には以下のように設定されています。

春分の日 3月20日頃
秋分の日 9月23日頃

お彼岸はこの期間を通じて、ご先祖様を敬い、家族や親族とともに過ごす大切な時間となります。

お彼岸にお墓参りをする理由

お彼岸にお墓参りをする理由は、此岸と彼岸が最も近づく日とされ、ご先祖様と通じやすいと考えられているからです。この期間にお墓参りをすることで、ご先祖様に感謝の気持ちを伝え、供養を行うことができるとされています。

お墓参りの際には、以下のような行動を行います。

お墓の掃除 お墓の周りを掃除し、綺麗にします。雑草を取り除き、墓石を拭いて清潔に保ちます。
お花を供える お墓にお花を供えます。春には牡丹の花、秋には萩の花を供えることが一般的です。
お線香をたく お線香をたいて、先祖の霊を供養します。香りが霊を呼び寄せると信じられています。
お供え物をする お彼岸には、牡丹餅(ぼたもち)やおはぎをお供えします。小豆の赤い色が邪気を払うとされており、先祖の霊を守るための意味もあります。

お彼岸とお盆の違い

お彼岸とお盆はどちらもご先祖様を供養する重要な期間ですが、いくつかの違いがあります。以下に、その違いをまとめました。

お彼岸 お盆
時期 春分と秋分を中心とした一週間 8月13日から16日(地域によっては7月)
供養の意味 此岸と彼岸が最も通じやすいとされる日での供養 先祖の霊が帰ってくる期間としての供
活動の違い 墓参りが中心 迎え火・送り火や盆踊りなどの行事が含まれます

お彼岸は、太陽が真東から昇り、真西に沈む春分の日と秋分の日を中心とするため、此岸と彼岸が最も近づくとされる日です。この日は、ご先祖様と通じやすくなると考えられており、多くの人々が墓参りを行います。一方、お盆は、先祖の霊がこの世に帰ってくる期間とされ、迎え火や送り火、盆踊りなどの行事を通じて供養を行います。

お彼岸の牡丹餅とおはぎ

お彼岸には、牡丹餅(ぼたもち)やおはぎをお供えする習慣があります。これらは、小豆の赤い色が邪気を払うとされており、先祖の霊を守るための意味もあります。

牡丹餅(ぼたもち)
時期 春のお彼岸に食べる
由来 牡丹の花にちなんで名前が付けられた
特徴 もち米を炊いてつぶし、あんこで包んだもの
あんこ こしあんが一般的
おはぎ
時期 秋のお彼岸に食べる
由来 萩の花にちなんで名前が付けらた
特徴 もち米を炊いてつぶし、あんこで包んだもの
あんこ 粒あんが一般的

これらの食べ物は、お彼岸の期間中に家族や親族で分け合って食べることで、ご先祖様への感謝の気持ちを共有します。

まとめ

お彼岸とは、春分の日と秋分の日を中心に、その前後3日間を含む一週間のことを指し、年に2回訪れます。この期間は、仏教において特別な意味を持ち、此岸と彼岸が最も近づくとされ、ご先祖様と通じやすいと考えられています。このため、多くの人々がお墓参りを行い、ご先祖様を供養します。

お彼岸とお盆はどちらもご先祖様を供養する期間ですが、時期や供養の意味、活動内容が異なります。お彼岸は墓参りが中心であり、お盆は迎え火や送り火、盆踊りなどの行事が含まれます。

お彼岸の期間中に牡丹餅やおはぎをお供えし、小豆の赤い色で邪気を払うことが、ご先祖様の霊を守るための意味もあります。

皆さんもお彼岸の意味を理解し、ご先祖様を敬う心を大切にして、お墓参りを行ってみてください。

この記事の監修者

山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー

石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。

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