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お墓を誰も承継したがらない

今日は、核家族化や少子化の影響で増えている問題について話し合いましょう。それは、お墓の承継です。
修先生
まつど
先生、家族が少なくなると、お墓を引き継ぐ人がいなくなるんですよね?
その通りです、まつどさん。現代の家族構成の変化が、お墓の管理に大きな影響を与えています。
修先生
かとう
え、お墓って、どうして引き継がないといけないの?
いい質問だね、かとう。実は、民法897条によって、祭祀主催者の決め方が定められているんです。これにより、お墓の管理や維持に関する責任が定義されます。
修先生
まつど
祭祀主宰者って、どうやって決めるんですか?
一般的には、家族の中で相談して決めますが、時には難しいケースもあります。特に核家族化や少子化の影響で、祭祀主宰者を決めるのが難しくなっているんです。
修先生
かとう
法律で決まってるけど、難しい問題なんだね…
そうなんだ。だから、この問題には多くの側面があって、簡単な解決策はないんですよ。
修先生
まつど
じゃあ、このページでさらに学んでみようってことですね。
ええ、一緒にこの問題についてもっと深く理解していきましょう!
修先生
かとう
それじゃー、今日も皆さん、ゆっくりしていってね!!!
..............。
修先生

お墓の承継問題

現代で増えているお墓の承継問題の理由

お墓の管理料は主に、霊園全体の維持と運営に関わる様々なコストをカバーするために使用されます。これには以下のような項目が含まれます

家族構造の変化
近年、日本では核家族化が進み、家族のメンバーが減少しています。これにより、お墓を維持し続けることが困難になっています。以前は、複数世代に渡る大家族が一つのお墓を共有していましたが、現代ではそれぞれの小さな家族が独立して生活しており、お墓の維持者を見つけることが難しくなっています。
少子化
少子化により、子どもの数が減少し、将来的にお墓を継ぐ家族がいなくなる可能性が増えています。例えば、子どもが一人しかいない家族の場合、その子どもが海外に住んでいると、お墓の管理が問題になることがあります。
ライフスタイルの変化
現代人の生活様式の変化も影響しています。都市への人口集中や海外への移住により、多くの人が故郷を離れています。その結果、故郷のお墓を守る人が減少し、お墓の承継が難しくなっています。
お墓の承継問題

法律では?

法律では?

祭祀主宰者の決め方

祭祀主宰者の指定と拒否権のなさ
現在の祭祀主宰者(お墓を管理している人)は、次の祭祀主宰者を指定する権利があります。重要なのは、この指定に対しては拒否権がないという点です。これは、遺産相続とは異なり、一旦指定された祭祀主宰者は、その責任を拒否することができません。指定される人は親族でなくても構いません。
指定がない場合のデフォルト
もし現在の祭祀主宰者が次の主宰者を指定しない場合、通常は長男がその役割を引き継ぎます。ただし、家族の事情によっては異なることもあります。
親族会議の重要性
祭祀主宰者の指定に拒否権がないため、親族会議での話し合いが非常に重要です。ここでの意思疎通と合意形成が、円滑な祭祀主宰者の承継へと繋がります。
家庭裁判所の介入
親族間で合意に至らない場合、家庭裁判所に申し立てることで裁判所が祭祀主宰者を決定します。

祭祀主宰者の負担

祭祀主宰者の役割

祭祀主宰者の役割は多岐にわたりますが、主なものを下記に挙げます。

お墓の維持管理
お墓の清掃や修理、墓地の維持費用の支払いなどが含まれます。
法要の実施
年忌法要などの宗教的な行事を主催し、親族を招待すること。
墓地の使用権の管理
墓地の使用権を保持し、必要に応じて更新する責任。
親族との連絡
お墓に関わる情報を親族に伝え、必要な相談を行う。

ただし、これらの役割を果たさなくても、法的に特定の罰則があるわけではありません。極端な場合、祭祀主宰者は親族の同意なしにお墓を処分することも可能です。しかし、トラブルを防ぐためにも、親族会議を慎重に行うことが推奨されます。

祭祀主宰者の負担

トラブルを避ける方法としての墓じまい

トラブルを避ける方法としての墓じまい

墓じまいとは

墓じまいとは、既存のお墓を撤去し、その場所を元の状態に戻すことです。これには、遺骨の移動や再埋葬、墓石の撤去などが含まれます。

墓じまいが推奨される理由

承継者問題の解消
現代では、お墓を継ぐ人が見つからないケースが増えています。墓じまいにより、この問題を根本から解決できます。
維持管理の負担軽減
お墓の維持管理には時間と費用がかかります。墓じまいを行うことで、これらの負担から解放されます。

墓じまいのトラブル例

墓じまいには、戻すことのできない決定的な性質があります。このため、将来的にお墓を管理できるかもしれない親族が出てくる可能性を排除してしまいます。たとえば、現在は管理が困難でも、数年後には状況が変わるかもしれません。このような可能性を考慮せずに墓じまいを行うと、後悔することになるかもしれません。

なぜ話し合いが重要か

これらの問題を避けるためには、親族間での十分な話し合いが必要です。すべての関係者が納得する解決策を見つけるためには、意見の交換が不可欠です。

墓じまい後の改葬 合葬墓への選択

改葬とは

改葬とは、遺骨を現在の墓地から掘り起こし、別の場所へ移すことです。このプロセスは、墓じまいの後に行われます。

合葬墓とは

合葬墓は、複数の遺骨を一つの墓地に共同で埋葬する形式の墓です。特に承継者がいない場合や承継者の選定が困難な場合に適しています。

合葬墓のメリット

承継問題の解決
合葬墓は承継者の必要がないため、お墓の継続的な管理や維持に関する心配がありません。
維持管理の負担軽減
合葬墓は一般的に寺院や霊園が管理するため、個人や家族による維持の負担が軽減されます。

合葬墓の潜在的なトラブル

親族間の意見の相違
合葬墓への改葬は全ての親族の同意が必要ですが、時には意見の相違が生じることがあります。
個別の墓地への愛着
過去の墓地に対する個人的な愛着や思い出があり、合葬墓への移行を躊躇する親族もいるかもしれません。
納骨後の取り出しの困難さ
一度合葬墓に納骨されると、遺骨を取り出すことが非常に困難、または不可能になることがあります。これは、将来的に遺骨を別の場所に移したいと考える場合に問題となる可能性があります。
墓じまい後の改葬 合葬墓への選択

合葬墓への改葬は、特に承継者がいない場合に有効な選択肢です。しかし、これを実施するには、親族間での十分な話し合いと合意形成が不可欠です。また、納骨後の取り出しの困難さを考慮し、長期的な視点での決定が求められます。

【 お墓を誰も承継したがらない 】のまとめ

お墓の承継問題の現状
現代の家族構造の変化、少子化、核家族化により、お墓を継ぐ人が減少しています。
法律における祭祀主宰者の役割と責任
  • 祭祀主宰者の指定には拒否権がなく、維持管理の責任が伴います。
  • 親族間の合意が重要であり、意見の相違がある場合は家庭裁判所が介入することも。
祭祀主宰者の負担とトラブル
祭祀主宰者にはお墓の維持管理などの重要な役割がありますが、これを怠ると親族間でのトラブルが生じる可能性があります。
墓じまいと改葬の選択
  • 墓じまいは承継者がいない場合の有効な解決策ですが、元に戻すことはできないため慎重な検討が必要。
  • 改葬先として合葬墓が選ばれることが多く、承継問題を解決できますが、納骨後の取り出しの困難さや親族間の合意形成が重要。
親族間のコミュニケーションと合意形成の重要性
お墓の承継、祭祀主宰者の指定、墓じまい、改葬など、全ての過程において親族間での十分な話し合いと合意形成が不可欠です。

最後に修先生からの一言

お墓の承継に関する問題は、私たちの社会が直面している大きな変化の一部です。核家族化、少子化、ライフスタイルの変化といった現代の動きは、伝統的なお墓の形を変えつつあります。ここで最も重要なのは、親族間でのコミュニケーションです。お墓の問題は、単に遺骨の行き先を決めること以上の意味を持っています。それは、私たちがどのように故人を記憶し、尊重し、そして未来につなげていくかということを反映しています。だからこそ、親族一人一人の意見を尊重し、共に解決策を模索することが大切です。最終的には、私たち全員が心地よく感じられる方法で、故人を偲ぶことができれば、それが最良の道だと思います。
修先生

コメント

まつど
まつど
2024/03/28
お墓の承継問題

子供たちのいるところで新たにお墓を建てたいという方が何名かいらっしゃいました。田舎にあるお墓を墓じまいして都市部に建墓する方が多いように感じます。そうすると田舎の霊園の維持はこの先もっと大変になっていくのかなと思います。

法律では?

長男長女が多いとは思いますが、1番身近にいる人が継ぐのが理想ですよね。

祭祀主宰者の負担

祭祀主宰者ではなくても、お墓の清掃などみんなでするのが理想ですが、親族をまとめる役として必要な存在ですね。

トラブルを避ける方法としての墓じまい

親が子供たちを思って墓じまいしたが、子供はお墓を守りたかったという話は聞いたことがあります。後悔しても遅いのでそうなるまえに話し合い必須ですね。

墓じまい後の改葬 → 合葬墓への選択

身内がいない人は合葬墓はとてもいい選択だとわたしは思っています。ただ親族がいる場合は合葬墓に納骨してしまうともう取り出すことが出来ないことや他人のご遺骨と一緒が嫌だと言われる方がいるので、みんなの意見を聞いてよく考えなきゃいけないですね。

【 お墓を誰も承継したがらない 】のまとめ

祭祀主宰者の負担について考えることができました。親族全員で解決しなくてはいけないことばかりなので、話し合いをして意見を一致させなければですね。

池田
池田
2024/02/28
お墓の承継問題

仕事を求めて都市部へ移住傾向にあるものの、今後はどこからでもお仕事が出来る時代となりつつありますよね。少子化などの問題はありますが、別の形で維持管理を繋げていく手段を予め設定していけると、承継問題も少しずつ解決できるのではと思います。

法律では?

祭祀主宰者の指定に拒否権が無いという一見強引な内容ですが、祭祀財産は、先祖への尊敬と家族の絆を象徴する非常に大切なものであることから、そのように位置づけられているのだと思います。親族でなくとも敬意と家族の歴史を守る重要な義務を果たせる方であれば、それも一つの方法ですね。

祭祀主宰者の負担

祭祀主宰者は負担になることが多い印象ですが、そうならない為に出来る範囲内で負担を減らしてお互い仲良く管理していく為必要な役割なんだなと、改めて思いました。

トラブルを避ける方法としての墓じまい

墓じまい決断には、相当な範囲での話し合いが必要ですね。全く繋がってないとばかり思っていた方が、実は親族だったなんてことも、現代では起こり得るわけなので、丁寧に何度も話し合いをして決断する必要がありますね。

墓じまい後の改葬 → 合葬墓への選択

親族間での承継が難しい場合は大きく分けて改葬先は、合葬との選択肢がありますね。しかしどちらも一度決めてしまうと、手元に戻すことは不可能であることをきちんと理解した上での決定が必要ですね。

【 お墓を誰も承継したがらない 】のまとめ

お墓については、親族間の密なコミュニケーションの上、決定していかなくては、トラブルに発展しかねないですね。感謝すべきご先祖様の眠るお墓ですので、親族みんなの意思が一致することを願いますね。

をりんご
をりんご
2024/02/28
お墓の承継問題

住宅に関してもそうですが今はお墓も”新しく建てる”時代なんだなと感じます。少子高齢化によってこれからお墓はどんどん増えていくのかな。私も自分の将来のことをしっかり考えていかなくちゃと思いました。

法律では?

重要な権利がたらい回しにならない対策なのだと思いますが、拒否権がないことには驚きです。でも家庭裁判所の介入まで行く前に自分だったら折れてしまうかも...。前向きに継承できるよう話し合わないといけませんね。

祭祀主宰者の負担

維持費用の負担や行事の主催など忙しい中でやっていくのは大変ですね。なにかあった時は親族で協力して執り行っていく心構えは持っておきたいです。

トラブルを避ける方法としての墓じまい

世代を超えて継承の可能性があるんですね。親が考えていることと子供が考えていることが共通ではない場合もあるのでよく話し合うのは必須事項ですね。

墓じまい後の改葬 → 合葬墓への選択

一度合葬墓に入れてしまうと取り出すのが難しいという点はよく考慮する必要がありますね。個人的にはそれでもメリットが多いと感じています。でも親族間の同意を考えると難しいのかな。

【 お墓を誰も承継したがらない 】のまとめ

大切なはずのお墓が重荷になってしまわないように、家族間や親族間で話し合う事の重要性が分かりました。もし自分が祭祀主宰者になったらみんなを巻き込んで進めて行こうと思いました。

こやとも
こやとも
2024/02/28
お墓の承継問題

時代の変化によってお墓の在り方も変化していますよね。世代が交代するたびに考え方やライフスタイルも変化していますので、お墓の維持管理についても、その時代や継承する人によって変化していくことも大事かと思います。

法律では?

拒否権がないとなると身構えてしまいそうになりますが、今の時代は親族間での話し合いを持たずに一方的に指定することもそうそうないのではないのでしょうか。責任ある重要な役目ですが、自分の父や祖父が代々その役目を果たしているのを見てきているので、途切れないようにしたいなと思っています。...。前向きに継承できるよう話し合わないといけませんね。

祭祀主宰者の負担

祭祀主宰者は親族間の中心となり大事な事柄を決めていく大事な役割を担っていますね。お墓の未来を決めていくにも重要な立場にあたると思います。

トラブルを避ける方法としての墓じまい

墓じまいについても親族間でよく話し合うことが大事なのですね。墓じまいをしてしまうと元には戻せないということを、親族間でもよく理解しなくてはなりません。後悔しないように、親世代だけでなく子世代の思いもよく聞いて話し合わないといけませんね。

墓じまい後の改葬 → 合葬墓への選択

墓じまいは慎重におこなわなければ親族間での問題に発展しそうですね。継承者がいないとはっきりしている場合でも、親の兄弟の親族たちと揉めないように、しっかりと話し合うことが重要になりそうです。親族みんなが同じ考え方だといいのですが...。

【 お墓を誰も承継したがらない 】のまとめ

お墓の継承や墓じまいについて、本当によく考えなくてはいけないですね。後悔することのないように親族間でよく話し合い、できることから実行していくことが大事だと思いました。

かとう
かとう
2024/02/28
お墓の承継問題

お墓の承継問題は、今の時代になって、特に難しくなってきているんだね。家族の構造が変わって、昔みたいに大家族が一つのお墓を守るっていうのが減ってきてるんだろうね。自分の家族も小さいし、子どもたちが大きくなったら、どうするか真剣に考えなきゃいけない問題だな。

法律では?

お墓の問題、家族構成、将来を考えると大切なことだね。今は核家族化でお墓共有が少なく、子供も少ない。親と話し合ってお墓の未来を考える時間も大切だね。

祭祀主宰者の負担

祭祀主宰者の役割は、お墓の維持管理や法要の実施、墓地の使用権の管理など、多岐にわたり大変ですね。親族との連絡も含まれるため、感情的な配慮も必要だと感じます。この重要な役割を理解し、適切に対応することが、平和な家族関係を維持する鍵になるかもしれません。

トラブルを避ける方法としての墓じまい

墓じまいは承継者不在や維持の負担を解決する有効な方法ですが、将来の変化を考えると慎重な判断が必要です。親族間でしっかりと話し合い、全員が納得できる解決策を見つけることが大切だと思います。後悔のないよう、十分な検討と相談が重要ですね。

墓じまい後の改葬 → 合葬墓への選択

合葬墓への改葬は承継者不在の悩みを解決し、維持負担を軽減できる良い選択かもしれません。ただ、親族間の意見の相違や個人的な愛着を考慮する必要がありますね。最終的な決定は、親族全員が納得し、長期的な視点で考えた上で行うべきだと思います。合葬墓選びはデリケートな問題なので、十分な話し合いが重要です。...。

【 お墓を誰も承継したがらない 】のまとめ

お墓を継ぐ人が少なくなる現状は、家族の形が変わってきているからかもしれませんね。祭祀主宰者の責任は大きく、親族間での合意形成がとても重要です。墓じまいや改葬を選択する際も、将来を見据えた慎重な検討と親族全員の同意が必要だと感じます。お墓に関する決定は、親族間のコミュニケーションが不可欠で、一人ひとりの意見や感情を尊重することが大切だと思います。

この記事の監修者

山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー

石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。

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