用語集：民法第897条
民法第897条
- 系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。
- 前項本文の場合において慣習が明らかでないときは、同項の権利を承継すべき者は、家庭裁判所が定める。
民法第897条は、祭祀承継者（お墓や仏壇などの祭祀財産を受け継ぐ人）の決め方についての法律です。
- 被相続人（亡くなった故人）によって指定された人
- 慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき人
- 家庭裁判所が定めた人
祭祀承継者になると、祭祀財産（お墓、仏壇、位牌、家系図など）を受け継ぎます。兄妹などで祭祀財産を分割して継ぐことはできないため、承継者が一括してまとめて承継します。
この記事の監修者
山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー
石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年（2023年現在）、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。
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