用語集:少子化(しょうしか)
国や地域において女性が子供を産む割合が減少する社会現象を指します。具体的には、出生率(一人の女性が生涯に産む子供の平均数)が低下し、その結果、子供の数が減少していくことを言います。出生率が少子化にならないための基準としてよく用いられるのは、「人口置換水準」というものです。人口置換水準とは、人口が長期的に増えも減りもせずに一定となる出生の水準のことです。一般的に2.1とされています。これは、一人の女性が平均して2.1人の子供を産むことで、親の世代と同じ人数の次世代の子供たちが生まれるという意味です。
この数値が2.1とされる理由は、全ての子供が成人するわけではないため(死亡や病気など)、そして女性だけが出産可能なためです。さらに、生まれてくる子供の男女比は、男の子がやや多いことも考慮されます。そのため、純粋に「2」ではなく、わずかにそれを超える数値が必要とされます。
少子化とお墓
少子化の影響はお墓の分野にも大きく及びます。後継ぎとなる子供や親戚がいなくなることで、墓じまいをする方が増えています。また、新たにお墓を購入する際も、継ぐ人がいなくなることを考慮して永代供養を選ぶ方が多い傾向にあります。永代供養とは、後継ぎがいなくてもお寺や霊園が長期にわたって供養を行う制度で、少子化の影響を受けた家庭にとって重要な選択肢となっています。
この記事の監修者
山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー
石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。
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