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用語集:墓誌(ぼし)

修先生
こんにちは、山崎石材の代表、山崎修です。
今日は「墓誌」についてお話しします。墓誌とは、お墓に設置される石板で、故人の情報を後世に伝える重要な役割を担っています。
これから、その役割、設置場所、デザインについて詳しく解説しますね。

用語集:墓誌(ぼし)

墓誌とは

墓誌(ぼし)とは、お墓に設置される石板で、故人の名前や没年月日、戒名、享年などの情報が刻まれたものです。日本のお墓では、個々の故人の情報を記録するために用いられ、家族や子孫が故人を偲び、歴史を感じるための大切な役割を果たしています。

墓誌の役割

墓誌(ぼし)とは、お墓に設置される石板で、故人の名前や没年月日、戒名、享年などの情報が刻まれたものです。日本のお墓では、個々の故人の情報を記録するために用いられ、家族や子孫が故人を偲び、歴史を感じるための大切な役割を果たしています。

故人の情報を後世に伝える

墓誌の最も重要な役割は、亡くなった方の情報を後世に伝えることです。これには以下の情報が含まれます。

名前 故人のフルネームが刻まれます。
没年月日 亡くなった年月日が記載されます。
戒名 仏教においては戒名(かいみょう)が刻まれることが一般的です。
享年 故人が何歳で亡くなったかを示す享年も記載されます。

これらの情報を刻むことで、親族や子孫が故人を偲ぶ際に役立ちます。墓誌を見ることで、故人の人生やその時代背景に思いを馳せることができます。

複数の故人の情報を記録する

お墓には、家族や親族が一緒に埋葬されることが多いため、墓誌はそれぞれの故人の情報を個別に記録するために使われます。これにより、一つのお墓に埋葬された複数の故人の情報を整理し、後世に伝えることが可能になります。

墓誌の設置場所

墓誌は通常、お墓の横や裏に設置されることが多いです。具体的な設置場所については以下の通りです。

墓石の横 墓石の横に設置することで、故人の情報をすぐに確認できるようにします。特に訪れる人が多いお墓では、見やすい位置に設置することが重要です。
墓石の裏 墓石の前面にスペースがない場合や、デザイン的に後ろに設置する方が適している場合は、墓石の裏に設置されます。これにより、スペースを有効活用しつつ、故人の情報をしっかりと記録できます。

設置場所は、墓地の規定や家族の希望によっても異なりますが、どこに設置するにしても、訪れる人々が故人を偲びやすいように工夫されています。

墓誌のデザイン

墓誌のデザインや材質は様々ですが、一般的には耐久性のある石材が使われ、文字は彫刻または刻印されます。以下に、一般的なデザインと最近のトレンドについて説明します。

伝統的なデザイン
石材 花崗岩や御影石などの耐久性の高い石材が使われます。これらの石材は風雨に強く、長い年月にわたって故人の情報を守ります。
文字の書体 和式の字体や書体が一般的に使用されます。毛筆体などの伝統的な書体は、重厚感と格式を感じさせます。
彫刻技術 文字は熟練の職人によって彫刻され、深く刻まれることで風化しにくくなります。手彫りの技術が多く用いられますが、最近では機械彫りも普及しています。
モダンなデザイン
デザインの多様化 最近では、よりモダンなデザインの墓誌も見られます。シンプルなフォントや現代的なレイアウトが採用されることがあります。
カラーバリエーション 伝統的な黒や白の石材に加え、グレーや赤みがかった石材など、色のバリエーションも増えています。家族の希望やお墓の全体的なデザインに合わせて選ぶことができます。
追加情報 故人の写真や、故人が好きだった言葉や詩を刻むことも増えています。これにより、故人の個性をより具体的に表現できます。

墓誌の選び方と注意点

墓誌を選ぶ際には、以下の点に注意することが重要です。

墓地の規定を確認 墓地によっては、墓誌のサイズや設置場所に関する規定があります。事前に確認し、これに従ったデザインを選びましょう。
耐久性を考慮 長期間にわたって風雨にさらされるため、耐久性の高い石材を選ぶことが重要です。耐候性の高い石材を選ぶことで、長い年月にわたって情報を保存できます。
デザインのバランス 墓誌のデザインは、墓石や周囲の景観とのバランスを考慮することが大切です。全体の調和を保つことで、訪れる人々が心地よく故人を偲ぶことができます。
プロの意見を聞く 墓誌の選定やデザインについては、専門家の意見を聞くことをお勧めします。経験豊富な職人や石材店のアドバイスを受けることで、納得のいく墓誌を作成できます。

最後に

墓誌は、故人の情報を後世に伝える重要な役割を担っています。設置場所やデザインに工夫を凝らし、故人を偲ぶ場として適切なものを選ぶことが大切です。山崎石材では、伝統的な技術と現代的なデザインの両方に対応し、皆様のご希望に沿った墓誌を提供しています。ご不明点やご相談がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー

石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。

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