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用語集:灯篭(とうろう)

修先生
こんにちは、山崎石材の山崎修です。
今日は【灯篭】について学びましょう。灯篭とは何か、その意義について詳しく見ていきましょう。

用語集:灯篭(とうろう)

灯篭とは

灯篭は、お墓や寺院の周りに設置される石や金属で作られた照明器具のことです。なぜお墓に灯篭が必要なのかは仏教の一般的な考え方である「五供(ごく、ごくう)」に基づいています。

五供とは

五供とは、お線香、ロウソク、花、水、飲食物のことを指します。これらは、故人への敬意と感謝の気持ちを表現するために重要な要素です。灯篭はロウソク(灯)の部分に当てはまり、ご先祖様や故人が道に迷ってしまわないようにするためや、故人の霊を導くシンボルとされています。

灯篭の意義

灯篭は心の安らぎや平和を象徴する存在でもあります。灯篭がスペースの問題で設置できない場合はロウソクで灯を照らせば同じ意味になります。

実際、灯篭に火をつけることはできますが、つけている方は少ないと思います。霊園側で規制していることもありますし、灯篭の彫刻に月と太陽が掘られているため火をつけなくても日中は太陽、夜間は月の光が明るく照らしているという意味があり、備えつけているだけで供養ができるとされています。

生徒からの質問コーナー

加藤
修先生!灯篭はどうやって設置するの?

灯篭の設置は、通常、石材店や専門の業者によって行われます。設置場所の選定、地盤の整備、灯篭の組み立てや固定が必要です。設置する際には、故人や家族の意向を反映させることが重要です。

加藤
修先生!灯篭の種類にはどんなものがありますか?

灯篭には、石灯篭、金属灯篭、木製灯篭など、様々な種類があります。形状やデザインも多岐にわたり、伝統的な形からモダンなデザインまで幅広く選ぶことができます。

加藤
修先生!灯篭はどこで購入できますか?

灯篭は、石材店や仏具店、オンラインショップなどで購入できます。購入する際には、設置場所や予算、デザインの好みなどを考慮して選びましょう。

加藤
修先生!灯篭のメンテナンスはどうすればいいですか?

灯篭のメンテナンスは、定期的に掃除を行うことが基本です。石灯篭の場合、苔や汚れが付着しやすいので、柔らかいブラシや布で拭き取りましょう。金属灯篭は錆びることがあるので、防錆処理を施すと長持ちします。

加藤
修先生!灯篭は特定の宗派にしか使用されないのですか?

灯篭は多くの仏教宗派で使用されますが、宗派によって設置の方法やデザインが異なることがあります。一般的には、どの宗派でも灯篭を使用することができますが、設置する前に宗派の教義や伝統に従うことが望ましいです。

加藤
修先生!灯篭に使用する材料には他にどんなものがありますか?

灯篭は主に石や金属で作られますが、木製や陶器製のものもあります。石灯篭は風雨に強く、長期間にわたり使用できます。金属灯篭は錆びに注意が必要ですが、デザインの幅が広いです。木製灯篭や陶器製灯篭は風情がありますが、耐久性には注意が必要です。

加藤
修先生!灯篭の歴史や起源について教えてください。

灯篭の起源は古代中国やインドに遡り、仏教の伝来と共に日本に伝わりました。日本では平安時代から使用され始め、特に寺院や神社の装飾として広まりました。鎌倉時代以降、お墓にも設置されるようになりました。

加藤
修先生!灯篭の火はどのように管理すればよいですか?

灯篭の火をつける場合は、風や雨に注意して管理します。安全のため、灯篭の周りに燃えやすいものを置かないようにし、使用後は必ず火を消すようにしましょう。また、電気を使用した灯篭もあり、安全性を考慮して選ぶことができます。

加藤
修先生!灯篭と灯籠の違いを教えて!

実は、「灯篭」と「灯籠」は同じものを指しています。どちらも照明器具を意味しますが、表記が異なるだけです。灯篭は特にお墓や寺院に設置される石や金属製のものを指すことが多いです。

執筆者

松戸 ゆかり

松戸ゆかり

経歴

  • 山崎石材の代表、山崎修の一番弟子
  • お墓のコンサルティング歴3年
  • 多くの相談者に対して親身な対応を行い、高い評価を得ている
  • 専門知識を活かし、最適な解決策を提案

理念

  • カスタマーファースト!常にお客様の立場に立ち、一人ひとりの声に耳を傾ける
  • お客様のニーズに合わせたサービスを提供し、満足度の向上を目指す
  • お墓に関するあらゆる疑問や悩みに対して、迅速かつ丁寧に対応
  • 家族の絆や先祖供養の重要性を理解し、最適なアドバイスを行う

実績

  • これまでに多くのお墓のコンサルティングを成功させ、お客様から感謝の声を多数いただいている
  • 墓石の選定やデザイン、墓地の選び方など幅広い相談に対応
  • 墓じまいや永代供養など、現代のニーズに応じたサービスも提供

趣味・関心

  • 日本の伝統文化や歴史に深い関心を持ち、お墓の文化や歴史についての知識も豊富
  • 家族と一緒に過ごす時間を大切にし、休日には家族と墓参りや地域のイベントに参加

この記事の監修者

山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー

石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。

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