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用語集:狛犬(こまいぬ)

修先生
こんにちは、山崎石材の山崎修です。
今回は【狛犬(こまいぬ)】について学んでいきましょう。狛犬とは、日本の神社や寺院の入り口に置かれる守護獣の石像のことです。狛犬は、日本の文化や信仰において非常に重要な存在であり、その姿には深い意味が込められています。ここでは、狛犬の外観、由来、役割、そして配置場所について詳しく解説します。

用語集:狛犬(こまいぬ)

狛犬の外観

狛犬は通常、一対で置かれ、片方が口を開けて「阿(あ)」、もう片方が口を閉じて「吽(うん)」の形をしています。この「阿吽の呼吸」は、宇宙の始まりと終わり、生命の開始と終了を象徴しています。狛犬の姿勢や表情には、それぞれに深い意味が込められており、参拝者に神聖な雰囲気を感じさせます。

狛犬の由来

狛犬は、中国や朝鮮半島を経て日本に伝わったもので、もともとは獅子(ライオン)像でした。日本に伝わる過程で犬の要素が加わり、現在の形になりました。狛犬は、日本の風土や信仰に合わせて進化し、今では神社や寺院を象徴する存在として広く親しまれています。

狛犬の役割

狛犬は、神社や寺院を守る役割を持ち、悪霊や災いを防ぐとされています。また、神聖な場所に入る人々を守護する意味もあり、参拝者が安心して祈りを捧げられるよう、神域を守っています。そのため、狛犬は単なる装飾品ではなく、重要な守護者としての役割を果たしています。

狛犬の配置場所

狛犬は、神社や寺院の入り口や拝殿前などに置かれます。特に重要な場所に置かれることが多く、参拝者を迎え入れる役割を果たします。狛犬の配置は、その場所の神聖さを強調し、訪れる人々に対してその場の尊さを伝える役割を担っています。

神社

修先生が答える!狛犬に関する質問コーナー

加藤
修先生!狛犬はいつから日本にあるのですか?
修先生
狛犬が日本に伝わったのは、平安時代頃と言われています。もともと中国や朝鮮半島から伝わったもので、日本では神社や寺院に置かれるようになり、徐々に日本独自の形や文化が加わって今の狛犬が形成されました。
加藤
修先生!狛犬はいつから使われ始めたのですか?
修先生
狛犬が神社や寺院に置かれるようになったのは、平安時代から鎌倉時代にかけてです。当時、狛犬は魔除けや守護の意味を持つ存在として、特に信仰の強い場所に設置されました。
加藤
修先生!狛犬の種類にはどんなものがありますか?
修先生
狛犬には、様々な形やスタイルがあります。例えば、初期の狛犬は獅子に近い形をしていましたが、時代が進むにつれて、犬の特徴が強調されたデザインも登場しました。また、地域や神社ごとに独自の狛犬が存在し、それぞれに特徴があります。
加藤
修先生!狛犬はどのように作られるのですか?
修先生
狛犬は主に石で作られますが、木や金属で作られることもあります。石を彫る技術が発展するにつれて、狛犬の造形も精巧になり、細部にわたる彫刻が施されるようになりました。職人が手作業で彫刻し、神聖な儀式を経て神社や寺院に設置されます。
加藤
修先生!狛犬に色は付けられているのですか?
修先生
現在はほとんどが石のままですが、昔は狛犬に色を付けていたこともありました。色が付けられることで、さらに神聖な存在として認識されるようになっていたのです。ただし、風化や経年劣化で色が失われ、現在は色なしのものが多いです。
加藤
修先生!狛犬の右と左に意味はありますか?
修先生
狛犬の右と左には特に決まった意味はありませんが、一般的に、向かって右側がオス、左側がメスとされています。オスは口を開けた「阿(あ)」、メスは口を閉じた「吽(うん)」の形をしていることが多いです。これにより、バランスや調和が象徴されています。
加藤
修先生!狛犬に触れても大丈夫ですか?
修先生
多くの神社では、狛犬に触れることは特に禁止されていませんが、敬意を持って接することが大切です。狛犬は神聖な守護者とされているため、むやみに触るよりも、感謝の気持ちを持って見守る方が良いでしょう。
加藤
修先生!狛犬の表情には意味があるのですか?
修先生
狛犬の表情にはそれぞれ意味があります。例えば、威厳のある表情は力強さや守護を象徴し、穏やかな表情は平和や安らぎを象徴しています。神社や寺院の雰囲気や目的に応じて、狛犬の表情が選ばれることが多いです。
加藤
修先生!なぜ狛犬は左右対称で置かれているのですか?
修先生
狛犬が左右対称に置かれているのは、バランスや調和を象徴するためです。神聖な場所では、すべての要素がバランスよく配置されることで、神々の加護が得られると考えられています。そのため、狛犬も一対で配置されることが多いのです。
加藤
修先生!狛犬の位置を変えることはありますか?
修先生
狛犬の位置を変えることはあまりありませんが、神社や寺院の改修工事などが行われる際には、狛犬が一時的に移動されることがあります。ただし、狛犬はその神社や寺院の守護者としての役割があるため、移動後も同じ役割を果たせるように丁寧に扱われます。
加藤
修先生!狛犬はどこに行けば見ることができますか?
修先生
狛犬は、日本全国の神社や寺院で見ることができます。特に有名な神社や歴史的な寺院には、特徴的な狛犬が置かれていることが多いので、観光地などでも見かけることがあるでしょう。
加藤
修先生!狛犬の姿勢には意味がありますか?
修先生
狛犬の姿勢にも意味があります。例えば、片足を上げている狛犬は「前進」や「守護の意思」を表していることが多いです。その他、両足を地につけた安定した姿勢は「平和」や「落ち着き」を象徴します。
加藤
修先生!狛犬はいつ作られたものが一番古いのですか?
修先生
日本で確認されている最も古い狛犬は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて作られたものです。これらの狛犬は、当時の技術や信仰を反映しており、歴史的な価値が高いとされています。
加藤
修先生!狛犬には種類がありますか?
修先生
狛犬にはいくつかの種類があります。特に、古い狛犬は「阿形」と「吽形」に分かれ、造形や顔つきが異なります。また、地方によって独自のデザインや素材が使われた狛犬も存在します。
加藤
修先生!狛犬の名前の由来は何ですか?
修先生
「狛犬」という名前の由来は、古代朝鮮半島の「高麗(こま)」から来ていると言われています。高麗から伝わったライオン像が日本に入り、やがて「狛犬」として発展していったのです。
加藤
修先生!狛犬はなぜ犬の形をしているのですか?
修先生
狛犬が犬の形をしているのは、日本に伝わった後、獅子像に犬の要素が加わったからです。日本では犬が忠実で守護的な存在とされていたため、狛犬にもそのイメージが取り入れられました。
加藤
修先生!狛犬はどのように守護の力を持つとされていますか?
修先生
狛犬は神社や寺院の守護者として、魔除けや厄除けの力を持つと信じられています。その力は、神社や寺院に祀られている神々の力を代弁していると考えられ、参拝者を守る役割を果たしています。
加藤
修先生!狛犬は他の国にもありますか?
修先生
狛犬に似た守護獣は、他の国にも存在します。例えば、中国の「石獅子」や、朝鮮半島の「獅子像」がそれに当たります。これらは、狛犬のルーツであり、日本に伝わってから独自の発展を遂げました。
加藤
修先生!狛犬にはお供え物をするべきですか?
修先生
一般的に、狛犬に直接お供え物をすることはありませんが、神社や寺院の神々に感謝の気持ちを示すためにお供えをすることはあります。狛犬自体にお供え物をするよりも、その場を清めたり、感謝の気持ちを持つことが重要です。
加藤
修先生!狛犬の足元に何かが置かれているのを見たことがありますが、それは何ですか?
修先生
狛犬の足元には、玉や子犬などが置かれていることがあります。これらは狛犬の力強さや保護の象徴とされています。玉は「知恵」や「力」を、子犬は「繁栄」や「守護」の意味を表しています。
加藤
修先生!狛犬には特定の向きがあるのですか?
修先生
狛犬には、特定の向きがあります。通常、狛犬は入口に向かって配置され、参拝者を迎え入れるように設置されます。これにより、狛犬が神社や寺院を守り、外部からの悪い影響を防ぐとされています。
加藤
修先生!狛犬はどのようにして清められるのですか?
修先生
狛犬は、定期的に清掃や祓いの儀式によって清められます。これにより、狛犬が常に神聖な存在として、その役割を果たし続けられるように保たれています。特に、年に一度の大祭や重要な儀式の前には、入念に清められることが多いです。
加藤
修先生!狛犬の大きさには意味がありますか?
修先生
狛犬の大きさは、その神社や寺院の重要性や規模によって異なります。大きな神社や歴史的な寺院には、非常に大きな狛犬が置かれることが多く、その存在感が神聖さを強調します。逆に、小さな神社には控えめな大きさの狛犬が置かれることが多いです。
加藤
修先生!狛犬の足元にある玉は何を意味していますか?
修先生
狛犬の足元にある玉は「力」や「知恵」を象徴しています。この玉を狛犬が踏んでいることで、神聖な力を持つことを表現しており、神社や寺院を守るための強い意思を示しています。

執筆者

松戸 ゆかり

松戸ゆかり

経歴

  • 山崎石材の代表、山崎修の一番弟子
  • お墓のコンサルティング歴3年
  • 多くの相談者に対して親身な対応を行い、高い評価を得ている
  • 専門知識を活かし、最適な解決策を提案

理念

  • カスタマーファースト!常にお客様の立場に立ち、一人ひとりの声に耳を傾ける
  • お客様のニーズに合わせたサービスを提供し、満足度の向上を目指す
  • お墓に関するあらゆる疑問や悩みに対して、迅速かつ丁寧に対応
  • 家族の絆や先祖供養の重要性を理解し、最適なアドバイスを行う

実績

  • これまでに多くのお墓のコンサルティングを成功させ、お客様から感謝の声を多数いただいている
  • 墓石の選定やデザイン、墓地の選び方など幅広い相談に対応
  • 墓じまいや永代供養など、現代のニーズに応じたサービスも提供

趣味・関心

  • 日本の伝統文化や歴史に深い関心を持ち、お墓の文化や歴史についての知識も豊富
  • 家族と一緒に過ごす時間を大切にし、休日には家族と墓参りや地域のイベントに参加

この記事の監修者

山崎 修
山崎石材 代表
墓石デザインプロデューサー

石一筋135年の石材店が次世代に思いを継ぐ墓づくりを提案 創業135年(2023年現在)、北海道を代表する石材店として滝川市で歴史を刻み「お墓は人生の物語」をテーマに墓石デザインプロデューサーとして、大切な人の想いを未来の家族に届けるお墓づくりを目指します。

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